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理想の店舗やサロンを実現する【戦略】と【戦術】の違いとは

2021/04/14

皆さん、こんにちは。
株式会社フューチャーブレーン
代表コンサルタントの佐藤剛(さとうごう)です。

先日、サロン経営者様からこんなご質問をいただきました。

― やるべき仕事はやっているはずなのになかなか成果が出ない
― 部下や後輩のモチベーション管理が難しい
― いかに仕事を楽しく部下に継続してもらえるか
― どうやったらサロンを安定成長させられるのか

このブログを読んでいただいているような
向上心あふれる店舗経営者である皆さんであれば、
一度は経験したことのある悩みなのではないでしょうか?

一見、原因が様々ありそうなこれらの悩みですが、
実は“ある考え方”が不足していると
このような問題が起きやすいのです。

今回は、理想のサロンづくりを叶えることができる
【戦略】と【戦術】の考え方
をお話しできればと思います。

皆さんは戦略・戦術と聞いて、どんなことを思い浮べるでしょうか?
ちょっと難しく感じるかもしれませんね。

そこで、わかりやすくこんなたとえ話で考えてみましょう。

隣の街との境をつくるためというビジョンのために
集められた人が2人いたとします。

2人に「何をしているの?」と尋ねてみると、
Aさんは「レンガを積んでいます」と答え、
Bさんは「街の境をつくるために大きな壁をつくっています」と答えてくれました。

Aさんは、ただレンガを積むことだけを考えていて、
Bさんは、街を区切る大きな壁をつくるという本来のビジョン・目的を
しっかり意識しているのがわかりますね。

2人の壁が完成したとき、
AさんとBさんとでは、
どちらがより立派な壁をつくっていると思いますか?

Aさんの考え方では、
目的が目の前のレンガを積み上げることになってしまっているので、
もしかすると出来上がった壁は、
壁としての役目を果たせないかもしれません。

一方、Bさんの考え方は、
目的をしっかり意識できているので、
より強度の強いレンガを厳選して使ったり、
レンガを積み上げるときのバランスや積み上げ方の丁寧さに差が出てきそうですよね。

このように、
『街との境をつくる』という最も大きな理想=【ビジョン】であり、

『壁をつくるため』というような、
ビジョンを叶えるために必要な目標・目的=【戦略(考え方)】であり、

『使用するレンガを厳選したり、積み重ね方を工夫する』など、
その戦略のためにどんなことができるのか=【戦術(やり方)】なのです。

いちばん大きな未来の目標であるビジョンを
まずは明確にして意識できるかが、
成功するかしないかの大きな分かれ道
だと私は思っています。

そして、もっと重要なのは、
この【戦略】と【戦術】が
どちらかに偏ってしまってはいけない
ということです。

戦術=方法論的思考、
つまりやり方ばかりに偏ってしまっては、
先ほどの、サロン経営者様のお悩みのように、
一生懸命に仕事に取り組んでいるのに報われなかったり
お客様に喜んでいただくという目的が抜けてしまって
ただ“接客する“になってしまいかねません。

また、戦略自体をサロン全体でしっかり共有できていなければ、
そこから立てる戦術もばらばらになってしまい、
チームワークが無くなってしまうことも想像できますよね。

最後に皆さんに質問があります。
「あなたのサロンの目指すビジョンは何ですか?」

お客様と地域に愛されるお店にしたい
時代に合わせて変化し長く続くサロンが夢
お客様にまた来たいと思ってもらえるような空間をつくりたい

など…
皆さんきっと三者三様の素敵なビジョンがあるかと思います。

では、その大切なビジョンを、
お店のスタッフ全員で共通して目指せているでしょうか?

皆で目指す【ビジョン】が明確になったら、
そこから【戦略】を立てて
さらにそこから逆算して必要な【戦術】を実行する―

課題や問題に対峙するときこそ、成長のチャンスです!

昨日より今日、今日より明日、
理想のサロンが夢から現実になる日まで、
私たちは全力で応援します!

(弊社社員も同じビジョンの元に日々精進しています!)

株式会社フューチャーブレーン
代表取締役社長/CEO
佐藤 剛 (さとうごう)