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「心にもプレゼントを!2021年を乗り越えるためにも」

2021/01/18

皆さん、こんにちは。

株式会社フューチャーブレーン

代表コンサルタントの佐藤剛(さとうごう)です。

新年あけましておめでとうございます。

昨年は未曾有の出来事が続き、

心苦しむ方も多かったことと思います。

まだまだ油断のできない日々が続きますが、

こちらのブログを読んで頂くことで、

微力ながら明日の活力につなげていただけるような情報を

発信していきたいと思います。

本年も、引き続き宜しくお願い申し上げます。

年末年始は、自粛期間ということもあり、

ご自宅でゆっくり過ごされた方が多いのではないでしょうか?

私も家族と過ごす中で、

ある師匠からこのような言葉を教えてもらいました。

「紅炉上一点の雪(こうろじょういってんのゆき)」

こちらの言葉をご存知な方はいらっしゃいますか。

私は恥ずかしながら初めて聞いたのですが、

その話がとても勉強になりましたので、

こちらでシェアさせていただきたいと思います。

言葉の意味と致しましては、

紅炉の上に置いた雪がたちまちとけてしまうように、

私欲や迷い、不安などがすっかりとけてしまうこと。

※辞書より引用

煌々と燃える暖炉の上に雪が舞い落ちても

すぐに溶けて蒸発してしまう光景は想像できると思います。

これが、もし「冷えた」暖炉の上に

小さな雪が落ちた場合はどうでしょうか。

小さな一片の雪でも溶けずに「冷えた」暖炉の上に残ります。

さらに雪が降ってきますと、

その雪は暖炉の上に残ったまま積もっていくことでしょう。

昨今、なんとなくの不安感が続く人が多いようです。

「その不安が何か?具体的に言ってみて!」と言われましても、

生活や仕事の全てというか

やはり「何となく不安」だとしか言えないものです。

こういう気持ちの中で暮らしている人が多いのではないでしょうか。

そこで、こちらを自分に置き換えてみてください。

暖炉の中の炎を心が燃えている状態と考えたとき、

舞い落ちてくる雪を

「不安」や「悩み」に例えるといかがでしょうか。

心の炎がメラメラと熱量高く燃えている

「酸化燃焼」状態であれば、

ちょっとした不安や悩みはすぐに消えてしまいます。

逆に、暖炉の炎が消えかけ、

冷めてくすぶっている「炭化燃焼」状態では

いかがでしょうか。

その不安や悩みはどんどん暖炉の上に積もっていくでしょう。

この現象と同じように、自分の心が冷えていると、

小さな不安や悩みでもそのままいつまでも心に残ったままでは、

心も重くなっていきます。

さらに違う悩みができれば、

前の悩みと共にどんどん冷えた心に溜まっていくことでしょう。

これではいつまでたっても心は晴れずに、

何となくの悩みが続いてしまいます。

では、いったいどうすれば良いのでしょうか。

自分の心が常に一生懸命になり燃えていると、小さな悩みが来ても

忙しくてそれどころではない!と一蹴りできます。

さらに悩みがきても、「負けてたまるか!」という気持ちになり

乗り越えることができるのです。

つまり、

光や熱を発しながら激しく燃える「酸化燃焼」の状態と、

熱量が不足した「炭化燃焼」の状態であれば、

圧倒的に、酸化燃焼の状態でいる方が、

迷いや悩みがなく物事を前向きに進めることができる

ということになります。

皆さんも思い当たる経験があるのではないでしょうか。

ここまではご理解いただけると思います。

では、ここで問題や課題になってくることとは。

それは、

暖炉に燃え続けてもらうこと

「酸化燃焼」の継続が難しいことと同様に、

人の心も燃え続けさせることが難しいのです。


「三日坊主」なんて言葉があるように、

人間の怠惰な部分が露呈してしまうことは日常茶飯事です。

では、どうすれば、最初のやる気を

継続させることができるのでしょうか?

それには2つのポイントがあります。

  • 現状に満足せず高い目標を持つこと
  • 新しいことへ挑戦すること(長所を伸ばす)

人間は継続することが難しいからこそ、

現在よりも未来を良くしていくことを

見据える必要があります。

いわゆる今に満足していることで、

心がどんどん冷え切ってしまいます。

そして、冷えた心には、どんな素晴らしい言葉も響かなくなります。

そこで、冷えた心にプレゼントをしていくことを

提案させてもらいたいです。

冷え始めた暖炉、いわゆる冷えた心に

酸素を取り込むような助け舟を出してくれるプレゼントこそが、

行動指針やクレドと呼ばれる経営理念、

いわゆる企業の情熱です。

挑戦し迷ったときこそ、この原点を大切にしていくことです。

もし、病気で寝ていましても、

心に燃える情熱があれば大丈夫です。

心の炎は、生命力を高めてくれるかと思います。

そして、相手への思いやり、愛、感謝は

自分の悩みを溶かすことができます。

もし、冷えた心になっていれば、

自分が病み出すことにも注意して下さいね。

そして、

誰かの助けを借りて酸素を取り込める

「他燃性」の人のように、

周囲の人の力を借りて情熱を持ち続けられる人から、

やがて自分自ら酸素を取り込めるような

「自然性」の人を目指せるとよいでしょう。


今年の2021年は「辛丑(かのとうし)」といい、

古き痛みと新たな芽吹きが共存するような年だそうです。


コロナ禍においても、情熱を持ち続け、

新たな挑戦に励みましょう!


心にも熱量が大切だとご理解頂けますと幸いです。


今年も宜しくお願い致します。


株式会社フューチャーブレーン

代表取締役社長/CEO

佐藤 剛 (さとう ごう)